嘘から始まる恋
「…何で私がいいの?私、皆みたいに可愛くないよ?」
「可愛いよ。猫なで声出すような女子と違って、お前はすげぇ可愛い」
そう言って顔を真っ赤にする私に微笑み、手を握って校舎内へと入って行った。
「瞬くんって私のこと本当に好きだよね」
意地悪仕返そうと恥ずかしいことを言ってみる。
「今頃気付いたの?すげぇ大好き」
満足?と意地悪な笑みを浮かべ言った。
やっぱり成瀬くんには敵わないよ。
私の方が真っ赤になっちゃったじゃん。