reYの出産記録
車の中では、めっちゃテンション上がって。
ひとりで興奮してた。
私「やっぱ、焼肉食べたからやでな?」
旦那「ほんまやな」
私「私、痛みに弱いはずやけど、案外強いんかな?この調子なら叫ばずに産めるわ!」
病院到着。
薄暗い玄関入って、守衛さんに案内してもらって2階へ。
陣痛室へ案内されて、入院の服みたいなんに着替える。
とそこから聞こえてきたのは……
「ふわぁぁぁぁぁーーーーーーー あぁぁあーーーーーーん。もう死ぬーーーー」
え?
AVですか??
旦那と顔をを見合わせて、爆笑する。
不謹慎な私たち。
私「ちょっと、すごくない?ドラマみたい」
旦那「あんなんになるんかな?」
私「いや~、私は大丈夫やと思う。今も痛いけど話せるし」
旦那「あの人、あんなに叫んでるのにまだ生まれへんのやな」
私「かわいそう」
赤ちゃんの心拍と、私の陣痛を確認する機械を装着。
私「お腹減った」
旦那「余裕やん。あの人、もう死にそうやで」
「ああああああああーーーーーん。ううううううううぅぅぅぅ」
かれこれ2時間。
叫びっぱなし。
付き添いの人もいないみたいで、ひとりで苦しんでる。
と、そこへまた妊婦さんが。
破水して急いでやってきた親子。
叫び声を聞いた親子は、
「え?あんなに痛いん?」と私と同じ反応。
結局、その親子は1時間後に帰宅。
破水じゃなかったみたいで、一回自宅に帰って様子を見るらしい。