キスして☆イケメンな彼


“私は悪くない”


みたいに言ったら由香里に失礼な気がした。

でもきっと私が何かしたんだろう。


私はさっきから由香里は、大浦智が好きなのかとばかり思っていた。

もしかして違っていたのだろうか。

龍之介さまのことが好きだったのだろうか。


なのに私がひとりで勝手に浮かれて…。


謝るべきだよね…?



「あの、由香里ごめ…」

「ちげぇだろ」


勇気を出していった私の言葉は、

「…龍之介さま」

そうこの彼によって消された。


「何が違うんだ?」

さっきから由香里の隣で慰めている、大浦智。


少し、睨まれたような気がしたけど…。

あぁ、ごめんなさい。


私は青ざめたような顔をして俯いた。


「こんなの誰が悪いとかじゃないだろ」


龍之介さまはまるで私を庇っているような気がした。



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