キスして☆イケメンな彼


俺がまわりを確認するように

キョロキョロしていると…


バチッと目が合った。



…安藤美咲だった。



今日会ってから、妙に馴れ馴れしく

近寄ってくる。


美咲は俺と目を合わし、ニコッと微笑むと

腰を上げ俺のほうに近づいてきた。



グラスを右手に持ち、


「隣、いい?」


と金色の髪が揺れながら、首を傾げた。


断る理由もなかったから、俺は


「あぁ、いいよ」


と視線を落としながら答えた。




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