冬恋。【完】


緋未ちゃんと話しながら学校へ行き、教室に入る。
東とも久しぶりに会えるし、ドキドキする。


自分、ほんと東のこと好きなんだなって思う。


「東、はよ……」


「……」

東の返事がない。

どうして……。



「あず……」


「あ、ひとみ茶じゃん。寝癖ひでぇ」


ひとみ茶……?それって緋未ちゃんのこと?


「寝癖直す時間なかったの……!!」


いつの間に、この二人仲良くなったんだろう。


「二人共仲いいね?」



「かな?」


「あぁ」


緋未ちゃんと、東は同じぐらいつめたい。
どうして……。

< 82 / 140 >

この作品をシェア

pagetop