冬恋。【完】
緋未ちゃんと話しながら学校へ行き、教室に入る。
東とも久しぶりに会えるし、ドキドキする。
自分、ほんと東のこと好きなんだなって思う。
「東、はよ……」
「……」
東の返事がない。
どうして……。
「あず……」
「あ、ひとみ茶じゃん。寝癖ひでぇ」
ひとみ茶……?それって緋未ちゃんのこと?
「寝癖直す時間なかったの……!!」
いつの間に、この二人仲良くなったんだろう。
「二人共仲いいね?」
「かな?」
「あぁ」
緋未ちゃんと、東は同じぐらいつめたい。
どうして……。