重力地獄の決闘
 マックがイーガーに辿り着いたのは再生時間ぎりぎりだった。

 そして、イーガーは駆動系の故障で動くことが出来なかった。

 故障個所と機材の不足から修理は、切り離して自走追尾モードで追って来ていたカーゴユニットの到着を待ってから始められた。

 こうして、無事マックが帰投についたのは、長い夜が明けた次の日の朝だった。

 この後、FSIはポリスの新造艦航宙エンジンの生産計画は順調に進み、予定では納期に無事間に合う予定だという。

 しかし、この後、マックが無事に再申請した長期休暇をヴィーナスアイの美女と楽しめたかどうかは定かではない。

               END
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