君と彼女のために・・・
KIKOとの待ち合わせの場所へ向かう途中・・昨日の事を考えていた・・なぜ?KIKOはそこまでして僕に諦めてほしくないのだろうか・・?

未来のKIKOがなぜ・・?

考えている内にKIKOとの約束の場所へ着いた・・。

KIKOはまだ来ていないようだ・・・、いつもKIKOと肩を並べ座っているとこへ腰を下ろKIKOの姿が見えないか辺りを見渡しながら来るのを待った・・。

10分・・・30分・・一時間が経ってもKIKOの姿は見えなかった・・KIKOの携帯電話へかけたが・・、

「ツーツーツー」

電話中の音が流れるだけであった・・・。

それから、どの位待ったのか・・・外が薄暗くなってきて僕はその場を立ち家に帰る事にした・・。

肩を落としゆっくりと帰り道を歩く・・・。

200m位先に僕の家が見える・・近づくにつれ部屋の明かりがついてる事に気づき、走って家へ向かった・・。

玄関の前まで来た僕はポケットから家の鍵を取り出しノブに手を回し鍵穴へ鍵を鎖そうとしたが、すでに玄関の鍵は開けてあり・・家の中へ急いで入った・・。
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