輝き
優菜
今日も嫌な一日の始まりだ。

こわなの嫌だな…
ずっと家に一人でいたいよ。


「いってきます」
って言ってもこの家には
うちしかいないから
返事は無い。

家から通っている
桜学園までは
徒歩10分で行ける。

でも、この学校の生徒はみんな最悪だ…


ガラガラ…
バシャ…ポタポタ…

「うわー…地味子ちゃん…
いや…裏切り者の登場だ」

「本当だ!!水でビチョビチョじゃん…きたなっ!ちゃんと拭いといてよね!!」


そう…
うちが学校に行きたくない理由は
このイジメがあるから。

裏切り者って言ったやつは
リーダー的存在の亜美。

もう一人はその仲間の奈々。


毎日こんなことして飽きないのかと
必ず思ってしまう…

うちを助けてくれる人は
誰一人もいない…

「おい!!お前奈々の話し聞いてんかよ!?
拭けって言ってんだけど」

でた…こいつは奈々の彼氏の斗真。


「すいません…今拭きます」

「最初からそう言えばいいんだよ」


バン…
うちは必ず斗真に蹴られる。
だけど
最近はなれてあんま痛く感じない。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop