時計の針

「彼氏?」

ゆうちゃんに大翔の事を聞かれた。

「う…ん。」

「そっ、幸せにな」


ゆうちゃんは、そう言って、来た道を戻って帰って行った。



何で私の家の方まで来たの??


…本当にこれで良かったのかな?


何も聞かないで…

何も話さなくって…

でも、

私を放したのは、ゆうちゃんだよ??


だけど…


これが最後かもしれない!!!


「行って来い。俺は待つから…後悔しないために行って来い。雛乃」


大翔…


「うん、ありがとう!!ごめんね!!」

私は、走ってゆうちゃんの元へ。


「ゆうちゃん!!」
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