Natural
母親から渡された紙を見て全員別の会場でのお通夜だということを知った。

”あのときの桜みたいにバラバラ・・”

そう思いながら家まで1時間半ほどの道を美紗子はひたすら歩いた。

家に着くとカーテンをあけ、目の前にある写真立ての中の毅との2ショット写真を眺めた。

そして独りだということに声をあげて泣いた。

”わたしも連れて行って・・みんなと一緒にいさせて・・”

そう思いながら。
< 181 / 202 >

この作品をシェア

pagetop