運命の出会い


(そ、爽ちゃん
じゃないよね…?)


早まる鼓動を
落ち着かせるように
恐る恐る人だかりを
横目に通り過ぎようとした。


人だかりの後ろを
通ろうとした時
ふと目に写ったのは
倒れてる人の
握り締めていた携帯と
指にハメてあった
指輪だった。


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