好きだと言って。

ガララ。

これが1ーAかぁ。
けっこう良さそうだな。
あいつさえいなければ。

「あ、あのっ。」

くりっくりの大きな目に
ふわふわの茶色い髪をした
かわいい女の子だぁ。

「あのっ、名前なんていうの?あたしは小林百合。よかったら友達になろ?」

「うんっっ!!あたし井上美優!!よろしくね!」

やったぁ~!友達第一号だぁ!!

「ねぇなんて呼べばいい?あたしは美優でいいよ!!」

「わかった!あたしも百合でいいよ。」

よかった~。
同じ中学からきた人少ないから
友達できるか心配だったんだよね。

そーんなこと考えてたら


「あたし同じ中学の人いないから友達つくれるかなって思ってたんだけど、美優がいてくれてよかった。」


なんて嬉しいこと百合に言われちゃった♪

「もぉ~~百合かわぃ~!!」
「きゃ~~~ッッ!!」
「あはははっ」


キーンコーンカーンコーン。

あ、鳴っちゃった。

あたしと百合は急いで自分の席についた。



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