光の子
真面目で、きちんとしていて、いつも正しくて。
そういう両親に育てられた人には、
またその人にしか分からない悩みがあったの。
お父さんは、お母さんと付き合うことで、
一種の自由を、謳歌したのよ。
解放感みたいなものがあったのね。
私たちは、お互いが求めて止まないものを、互いの中に見いだして。
朝日が昇るような若い情熱も手伝って、
もう、夢中だった。
そして、卒業が間近だった二月に。
お腹に、赤ちゃんがいることが分かった。
広香がね。