【長編】FOUR SEASONS
Winter 帰還
何も考える暇なんてなかった。

気付いたら無意識に優華を引き寄せて、銀色に光る冷たい刃から護るように腕の中に閉じ込めた。

ふわっと香る優華の香り。

まるで再会した日の桜の花の様な優しい香りだ。



刹那…



背中に鈍い衝撃があった。



痛みはすぐには感じなかった。

全身から力と血が一気に流れ出ていく感覚だけがあった。

優華は…無事だったのか


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