The Lovable Girl




『ことり…。』




ふわり、と。



けれども、泣きそうな表情で笑う彼女が立っていた。




それを見た途端、胸に変なざわつきを覚える。





「……??」




状況が掴めない圭だけは、不思議そうに突っ立っていて。




木枯らしのように冷たい風は、俺の心を揺さぶるようだった。



















< 14 / 42 >

この作品をシェア

pagetop