駆け引き×スクープ３～Red Devil 赤い悪魔～

マンションに着き、自室に向かう。




！！




鍵が……開いてる……




中に入る。




「………」




特に暴れた様子もない。



床に携帯が落ちてるのを発見した。




携帯を拾う。




‥夏梨名ちゃんのか……



とりあえず、
マンションの監視カメラを見せてもらうか。




俺は部屋を出て、管理人に事情を話した。




カメラを見せてもらう。



「！！」




時刻は夕方頃




俺が夏梨名ちゃんを送ってすぐの時間だ。




大きいキャリーを持ち運ぶ奴がいる。




顔は特定できない。




ヴーヴー




携帯が鳴る。
俺のだ。




ディスプレイに表示されてるのは“神田”の文字



「何かわかったか？」



『発信源を調べたんですがネットカフェでして……利用者リストの名前も偽名で特定できません！！』




軽く舌打ちする。




『桐谷の方は時間がかかるみたいで……』



「わかった。とりあえず俺はその辺を回る。何かわかればまた連絡いれろ。」



『はい！！』




マンションを出て車を走らせる。




その辺を回るとは言ったが……正直アテなどないんだ。




動画に載っていた場所、窓があったー‥




窓の外の風景




煙突、だ。




この辺りで煙突が見え、あまり使われていない場所だ




煙突で思い浮かぶのは銭湯、工場のどちらしかない。




その辺りを探すか…




俺は急いでサイレンを鳴らし、車を走らせた。