シュガースパイスな君
【大地Side】

「で、何?」
「はい。それが、昨夜、旦那さまと奥さまがお乗りになられたヘリが何者かによって落とされまして、お二人が…お亡くなりになられました。」
「……ふぅん、それで?」

ふぅんって…
「ふぅん、ってお前、親が死んだんだろ!?ふぅんの一言で片付けるのか、お前は!!」
「………。あの人達は親なんかじゃない……。泉、それで?」

目を逸らす琥珀。
……?なんだ?いつもと雰囲気が……。
「はい。その時をもちまして大地様は月代家の頭主となられました。」

………は?今なんつった?

「なんでおれが月代の頭主なんだ?」
「琥珀様の夫だからです。」
「そんなこと言いに来たの?」
「ええ、それと、お葬式の件について…」
「適当にセッティングしといて、一応出席はするから。」
「しかし琥珀様…」
「いいのッ!もう…あの人達の話をしないで……!」
「……かしこまりました。では、失礼します。」


「おい。琥珀!!お前…なんなんだよ!親なんだろ!?」
「戸籍上はね。…今度はあたしが話す番ね。今夜話すわ。」
「今ちゃんとっ……。」
「今日は学校よ?急がないと遅刻する。」
「……。わぁったよ。じゃあ今夜なっ!?」

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