シュガースパイスな君
あたしと大地と3人で遊んだことはない)の四暮隆雅(シクラリュウガ)が言い、後に続いて恵梨香は

「目を覚まして開口一番がそれ!?あんた馬鹿!?」

最初は、冗談だろうと思ってたけど…あたしのこと本当に知らない人みたいに扱うの……。
どうして……?
本当に忘れちゃったの…?


「少し特殊ですが記憶喪失ですね。」
医師は言った。
「一時的なものですから、時が経てばきっと思い出します。」
その言葉は信じる。信じたい。けど、それでも思った。

なんであたしなの…?
あたしは忘れられちゃうくらいにどうでもいい存在だったの…?

「大丈夫。」
「すぐに思い出すよ。」

みんなそう言ってくれるのは
有り難いんだけど、
余計に落ち込む自分がいる。

大地のお見舞いに
行けば知らない人みたいに扱われて、
名前を呼べば、
気安く呼ぶなと言われてしまう。

それは次第に
あたしの中で
とてつもない恐怖に
なっていって、

お見舞いに行ったほうが、
思い出してくれるんだろうけど、
つらいよ……。いつまでこうなの……?まさかずっと……?




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