シュガースパイスな君
いそいそとその準備をしている大地。

「あたし…まだなんにも…。」
「じゃあ…いいでしょ?」
「う…ん////」
「じゃあいいじゃん。」

皆さん、大地はこんな性格でしたっけ?
それから朝まで放してもらえなかった。お陰であたしはヘロヘロ。大地は男の子だから体力が有り余ってるからいいよね。


【大地Side】

眠い。ってのはあながち嘘じゃなかった。
寝たフリしてたら、琥珀なんか、ちょっと隙ができるどころか寝ちゃって。
まぁおれにはその方が好都合だったりするけど…。

――――…

服を脱がし終わったら

「――んっ…。」
「あ…起きちゃった。」
う〜〜ん。残念無念。

「きゃあっ///」
可愛いなぁ…。食べたい。
「……美味しそう…」
琥珀に聞こえないように呟いた。
「な…な…何を…!」
「ん〜〜エロい事?」
「にゃっ…!」
まぁ、エロい事だし…。
「可愛いよ?」
「んっ…。んんん〜ッ…。」
あんまり可愛いからキスしてやった。

「んなに不安そうな顔すんなよ。」
「………。」
「大丈夫。おれ優しいから!!」
「そうじゃなくて…。」
まぁ、そうじゃないことくらいわかってたけど。
「ん?」
「あたしのことどう思ってんの?」
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