オレンジ色の校舎
「せ…瀬川くんが…日曜日みんなで試合見に来て…だって」
「あら、瀬川くん本人からお誘い?あんたやったじゃない」
「いや…勝つためにはたくさんの声援が必要だから、みんなを誘ったんじゃない?」
「……遥、真面目に考えすぎ」
麻衣にポコッと頭を叩かれた。途端に机の上の消しゴムが落ちた。
「ま、みんなで瀬川くんの応援に行っちゃうか?」
消しゴムを机の上に置きながら、ふふっと笑った麻衣。あたしは大きく頷いた。
「ねーねー、応援って言ったらメガホンだよねっ?」
「は、メガホン?ペットボトルじゃないの?」
「俺、バレー部のユニフォーム持ってねぇよぉ!」
「………それ必要ねーだろ?」
応援をするために何を持っていくかを討論し合ったが、結局そのままのあたし達で行くことになったのだった。