オレンジ色の校舎
「おっつー。あっ!浅井、俺の走り見てたかー?」
スポーツドリンクを飲みながら冗談っぽくあたしに言う瀬川くん。
「も、もちろん、み…見てたよ」
「そーそー。それに、遥ってば放心状態だったし」
「おいおーい。やっぱり遥、朱希にベタ惚れじゃん」
あたしの言葉を遮り、麻衣の言葉に一馬くんが便乗する。瀬川くんはちょっぴり赤くなる。
「ち…違うの。嘘だから…変な意味にとらえないでねっ」
また変な誤解を招いてしまうと思って、慌てて否定をしたあたしだけど…
「………けど」
「へ?」
「それ、嘘じゃなければ嬉しいんだけど」
誤解をしないで、照れながら笑ってくれた瀬川くん。そんな瀬川くんを見たら…何も言えない。
「……嘘…じゃないです」
一気に火照ったあたし。