オレンジ色の校舎
うわぁ…本当に残念。2人とも遠い席だし、授業中に話せないじゃん。
「遥ちゃんの隣の席の番号は?」
「えーっと…」
背伸びをして、黒板に記されている数字を見た。
「隣の席は、3ば…」
「俺、3番だって」
あたしと同時に声が聞こえた。
「えー!?朱希だけ離れるのかよぉっ!嫌だ嫌だぁっ。3番なんてやめろぉっ」
「んなグズグズ言っても運だろ、運っ。それに同じ教室だし」
駄々をこねるたっちーを、呆れた様子で慰める…瀬川くん。…ってえ?今…
「あ、あの…瀬川くん、3番って言ったよね?」
「あ、浅井。言ったけど?」
「……あたし達、隣だ」
あたし達のところだけシンッとなる。ど、ど、どうして?
「朱希、俺と席替わろうぜ」
「遥ちゃん!あたしと交替しよ?麻衣と近くになれるよっ?」
一馬くんと楓ちゃんが、瀬川くんとあたしに交渉する。ぜひとも交替し…