あたしの部屋 *短編
とりあえず男達は立ち去ったので
リナとリサに帰ると告げて
悠の後ろを歩いている。
『…』
無言。
基本的にあたしも無言だけど
さっきまであのテンションだし
寂しい気持ちにもなる。
「ねえ」
「ねえ!」
「ねえってば!」
『なんだ』
「仕事は?」
『終わらせた』
「あっそ」
『おめぇこそ売上』
「一応目標はいってるよ」
『売上より、もう体売るなよ』
「わかってるよ…」
その話を持ち出されたくはない。
あんな居場所がなくて
さまよった時の 野良猫時代・・・・