Rainy Days
「凪」
髪をすくい上げる
「悩むとハゲるぞ」
『匡人のバーカ!!』
凪はぷいっと俺に背を向けた
「…ック…冗談だ」
笑いを噛み殺して俺もベッドに潜り込む
『……くっつかないでよ』
凪はあからさまに不機嫌だった
「これは俺のベッドだ。俺がどうやって寝ようが勝手だ」
『手がやらしーんですけど?』
俺の手は凪の腰と胸の辺りをさまよってる
「さあな」
わざと知らない振りをして行為を続ける
俺が凪を解放したのは翌日のことだった―…