俺様なホスト、狼族の王子様との秘密のキスは蜂蜜の味
両親というか家族は、いない。


私のメンタルヘルスが理解できなくて、私を捨てて


消えていたから。



いつでも、なんでも買える魔法のカードを残して


両親は消えていた。


【おまえが理解できない】


書きなぐられていた手紙。


泣きながら、両親に電話したけど


音信不通……。


私は独り。


学校に居場所が無くて


マンションにも独り。


もうどうにでもなればいい。


私はカードを握り締めて


外へ飛び出した。

気紛れに


どこかへ行きたい



ここでは無い


どこかへ。
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