義弟は甘々束縛彼氏


「てか、瀧下って誰」


ベリッと体を剥がされて、目に入ったのは不機嫌そうな顔の龍ちゃん。


あ、しまった…。


「あ、あの。瀧下君ってしゅーちゃんの事、なの…」


「…は!?」


「だっ、だって!!龍ちゃんはどこ行くのか言ってくれないのに私にだけ聞いてきて、ご飯作ったのに、みくちゃんのとこ、行っちゃうし…」


また涙が出てきて、拭いてるのにどんどん出てきてどうしたらいいかわかんなくなった。


「…わりい」


龍ちゃんが涙を拭いて、瞼にキスをしてくれた。


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