あたしの俺様執事様。
こんなに身近に奇跡が
おきてた。
記憶を一ヶ月間もの間
まったくなかったのに
その日を境に戻る
「すずはほんと馬鹿なんだからっ。」
「人の話しは最後まで聞け。あほ。」
「ほんとですね」
みんなの久々の笑顔。
「悪口ばっかゆうなーっ。人間だって間違えるときあるんだか…」
そんな笑顔を見ていたら、
あたしは涙が溢れ出す。
ちょっと急展開だな。
でも…
ほんとーに奇跡だと思う。
今ここに四人でまたいる
今ここで四人が心から笑ってる
一ヶ月の空白の時間が
なかったかのように…
「ゥゥ…。海斗、よかったね。望も…よかっだぁぁっ!!」
あたしは思いっきり
望に抱き着いた。