あたしの俺様執事様。





いらいらするっ

さっきまでかっこいいかも
とかときめいてた自分が
馬鹿みたいだよ…

あたしはおもいっきり
怖い顔で海斗を睨んだ。



ちゅっ



「そんな怖い顔してたら、可愛い顔がだいなしだよ?」



「だからってキスしなくたってっ…て…ほぇ!?」



いまあたしのこと"可愛い"って言った?


可愛い顔がだいなし…



心臓がどくどくと
さらにあばれだす。

そして顔がカァっと
あつくなっていった。


するとなぜか海斗は
顔をふせた。



「そんな顔赤くすんじゃーねー。言った俺まで照れんだろうが…」



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