あたしの俺様執事様。



―次の日―



「すず、なんかあったでしょ?」


「えっ?なんもないよお…」



「なんか顔がトローンとしてる♪」



望はクスクスッと笑いながらいった。


昨日のことがまだ
忘れられなくて…夢気分。

幸せボケ?

あたしにピッタリかも。


「いいこと思いついたっ!!」


いきなり望が、
パンッと手をたたいて
人差し指をたてた。


「ベストペア賞をとったほうが、好きな人に告白ってどうよ?」



コクハク…海斗に!?
むりむりむり、恥ずかしいっ



反応しないあたしが
了承したのと勘違いした望。



「けってーいっ!!」



勝手に決定するなあっ。


でもいずれはしなきゃ
いけないんだもんね…。


いい機会になるかも
しれない。


こうなったら…
頑張るっきゃないっしょ!!



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