♂アダムと♀イブの方程式

 「この怪我は、俺が自分で怪我した事なんです。だから何でもないんです」


 「そう言ってもだねぇ… 目撃者がいっぱいいるんだよ。 加害者が被害者の女の子にナイフを突き付けてたと…」

警察官があたしを見る。


 「あたし、そんな事されてません。」


 「はぁ?? 」


 「彼女とは顔みしりですが、ちょっとした行き違いがあって。 ちょっと口論してただけです」


嘘も嘘。

大嘘。


それでも、あたしも

蒼も、突き通した。



あたしが悪いの…

あたしが…


彼女は悪くない。



罪も罰も受けなきゃ

いけないのはあたし。




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