La ragazza che si liber di memoriaー鎖のカケラー



「…記憶喪失ですね」




医者の口から言われて新ためて実感した。





少女は思ったとおり記憶喪失だった。




最初は熱のせいで自分のことがわからないのかと思った。






でも…記憶喪失だった…。




そんなことを考えていると医者が口を開いた。





「…彼女……桐谷さんは、昨夜雨の中で倒れたんですよね?」




「はい。そうです」






「その時、桐谷さんはどんな様子でした?」





「……何か…普通じゃなかったような…精神的に…辛そうだったと思います」






「……そうですか……やはり……」




やはり……?







「多分、記憶を失ってしまうほど精神的に大きなショックなことがあって、……記憶を失ってしまったみたいですね」





< 12 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop