奏〜大好きなキミへ〜


今日はいよいよ定期演奏会!



好きになったからには…

積極的にならなきゃね。





しっかし…

緊張がハンパない…




「あーもう死ぬ…」

唯が隣でしゃがみこむ。


「大丈夫だって〜!!」

「だって…成功しなかったら
 俺めっちゃ恥ずかしいんだけどっ!」


「そーゆートコだけ女の子だね(笑)」


「や。フツーに女だから!!」


ビーーーーっ!!


アナウンスが入る。

いよいよ定演の始まりだ。


たくさんのお客さんが席を埋め尽くしていた。



緊張感は最高潮。


まずは一曲目。

明るくマーチ。


あたしはタンバリン。
軽く。楽しく。

音量の変化を大切に。


二曲目は今年のコンクール曲。

これは変拍子がたくさんあったりして大変だけど、

平和を祈る曲。

ハンパな気持ちではやってはいけない曲。


ふと先輩をみる。



真剣な顔。

いつもの顔からは想像できないような

キリッとしまった顔。




そんな感じで1部が終了。



2部は衣装を変える。

髪型も自由。



100円ショップで買ったお花をコサージュとして

胸に付ける。



でも智美がイタズラをしてあたしの頭に付けた。


しかも先輩見てんじゃん!!



恥ずかしい…!!





先輩がこっちに近づいてくる。

にっこり笑って

「かわいいね。」

顔を背けた。

顔が赤くなっていくのが分かったから。


たった一言だったけど嬉しくて。

テンションはマックス↑↑

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