《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜
声の方向を振り返って、
瑞樹は驚きに目を見開く。




「美冬(みふゆ)―――!?」




そこにいたのは、かつて
知ったる人物だけれど――
まさかここで会うとは
思ってもいない人物。




(なんで、美冬がこんな
とこに――??)




「……久しぶり、瑞樹」




彼女は瑞樹の内心の疑問
には答えず、本当に懐かし
そうにそう挨拶してきた。




「――久しぶり。

元気だったか?」



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