《完》オフィスに鍵をかけて 〜キケンな部下と秘密の恋〜
そういえば、そうだったね。




まだ一週間も経ってない
のに、もっとずいぶん前の
ことのような気がする。




子供みたいにすねる顔が
かわいくて、あたしは
早々に意地悪モードを終了して、




「いいよ。作ってあげる」




「マジで!? やった♪」




パチンと指を鳴らして、
今度は子犬みたいな顔で笑って。





……大人なのか子供なのか
わからない。



ホントに、不思議な人。



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