僕達はキスをした
第1章
「山田くんノート見せて」




優々はぐるりとこちらを向いてそう言った。




これが僕と優々の初めての会話である。





優々‐安内優希くん(ヤスウチユウキ)は同じ専門学校のクラスメイト。






僕とは座席が名前順のため前後という状態である。
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