嬢王と夜王の偽装恋愛
新しいドレスも何着か
購入して
名刺も手書きで書きなおした。


きっと伝わるはず



そしてあたしは出勤した。



「おはようございます。」


「なんか、華恋変わったね。キレイになった」


ゆいこがそう言った。


「もう大丈夫だよっ。」


「そっかぁ。がんばろーね」


あたしは、髪のアップも
今日はおろしめで行った。


「ご指名ありがとうございます。華恋です」


「あれ、華恋ちゃんキレイになった。」

「ホントですか?篠原様のおかげです」


「またまた~。うまいんだから」


「ほんとですよっ。あたし嘘はつかない
タイプです」

そう言って、手を握って、目を見た。
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