嬢王と夜王の偽装恋愛
「華恋、お願いします」

いつもいるはずのボーイじゃなくて
京介がいた。


「あ、はい」


京介ににらまれた。


怒ってる?




あたしはバックルームに
行けと目で訴えられた。


こわ。


「お前何考えてんだよ」


「え?」


「何、あんな若い男といんだよ」


「だって指名されたもん・・・」


「何しかも顔赤くなってんだよ」


「なってないよ」

「なってたろ?」


「京介の気のせいだし」


「ほかの男にときめいてんじゃねーよ」


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