嬢王と夜王の偽装恋愛
「なんか、お前隠してね?」


「えっ・・あ、何にも?」



「ふーん」



そしてあっという間に
出勤時間が来た。


「ご指名ありがとうございます」


「りい」


「龍也さん・・・」


「仕事抜け出して来ちゃった」


「そうなんですか、お隣失礼しますね」



「どうぞ」

「何飲みますか?」


「ドンペリ」



「毎回ありがとうございます」


「りい?」

「はい」


「俺んこと好き?」


「え?」


フイは反則。


「はは、ウソだよ」


今日も一日
龍也の席についた。


< 178 / 233 >

この作品をシェア

pagetop