嬢王と夜王の偽装恋愛
「美姫さん」

みんながザワザワっとした。

やんわり、美しく
白いドレスを身にまとってって
品のあるキャバ嬢。

髪もアップで・・・。

「莉衣菜ちゃんだっけ・・?」

あたしの前にやんわり
立って・・。

「あ・・・はい」


「あたし、CABELの
一応ナンバーワンの新宮 美姫」

そう言って美姫さんは
あたしに手を差し伸べた。

「あ・・はい」

あたしもその手にふれた。

細くてキレイ・・。


でもバカなあたしでも
気づいてた。

キャストのみんなの
鋭い目を・・。

まあ、イジメとかありき
なんだろうね~



美姫さんは、
部屋を出てった。


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