Voice

15.伴奏は…私がやる!!

♪15♪




私は、レイミさんの手によって、

たったの3分で、見違える程、

綺麗な女の子に、早変わりしていた。



長い髪の毛を、アップに結び、

水色のサテンで出来たドレスに、

白い高めのミュールを履いた。



レイミさんは、私が事情を話すと、

大喜びで、やってくれた。



…何でも、梓の大ファンなんだとか。(ハハハ。。。)




着替え終わり、部屋の外に出ると、


ふと、改めて考えさせられた。





…私、何の為に、ここまでしてるの?














梓の為?





アイツを、不敏に思ったから?

…私は、アイツが、わからない。




傲慢で、人のこと考えてない、嫌な奴!!



と思い気や、



仕事に一生懸命で、素直で、いい所があったり…。




ただ、わかっていることは、

梓も、本来の”美紀”である私も、



”お互い、嫌い合っている”と言うことだ。





だったら…?

だったら、なんで???






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