Voice





…あーっ!!



もうっ!

イライラする!!






簡単な話、

どっかから、

もっとマシな、

ピアニストを

連れてくりゃいいのよ!!









どっかにいない訳??




もっと、まともに弾ける奴は。










あぁ…。

私だったら間違えなく、

30分でほぼ完璧に弾けるのに…。













…ん?




待てよ…。








そうか!


そうだった!!








その手があったんだ!








いや、、、

でも、そんなことしたら、

大変になるんじゃ…。












って、迷ってる場合じゃ、ない!!







私は、次の瞬間、

その場を勢いよく走り出していた。









「な、ナイト?!

どこへ行くんだ?」








社長が、ビックリした声で言った。







私は、去り際に、こう言った。











「…お花畑です。」









そして

その"お花畑"へ向かった。






(…言っておくけど

トイレじゃないよ!(笑))








きっと、

きっと彼…いや、彼女なら、

私を女の子に変えてくれる!!








私は、

ある一室のドアノブに、

手をかけて、




そして、一気に開けた。









そこには、

案の定、レイミさんがいた。








私は、息を整えて言った。









「レイミさん!!

私を今すぐに、

女の子にして下さい!!!」







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