Voice


好き勝手に言う

この人達に、

言い返そうとすると、



黙っていた優が、

私の隣で

叫び返した。






「あなた達こそ、

いきなり、何なの?


別に、いいでしょ?

美紀が誰と仲良くしようと!!


それこそ、

あなた達には、関係無いじゃない!」







すると、

最初に話した女子が、

鼻で笑った。







「関係ない…?




あるわよ!!

こっちは、

あんたより、ずっと前から、

努力してんのよ」




続けて、

かわいい女子が、

私の目の前に来て、言った。



「私達はね、



それこそ、

2、3歳から、

こっちの仕事してるの!


売れる為に、

自分を必死に磨いてきた。


頑張ってきたのよ!!




…それが何?



可愛くも無い。



演技の才能もない、



凡人な

あなたが、



…あなたなんかが、






なんで、

梓と仕事出来るのよ!?」







「そうよ!納得いかない!」







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