Voice











なんだか、


今日はやけに波瀾万丈だなぁ。







事件ってのも、


続くものなんだねぇ。









…まぁ、

私には、関係無いけどね。








そんな事を、考えていると、

ベルがやって来た。









「社長!」









ベルは、社長に駆け寄った。



社長は、ベルを見上げた。





「あぁ…。ベル。

聞いたか?」





社長が、聞くと、ベルは、頷いた。





「はい。聞きました。」




社長は、また頭を抱えて、

首をブンブンと振った。





「あぁー!

どうすればいいんだ!!

今日しか、時間が無いと言うのに…。


誰か適任者はいないのか?!」




そんな、社長を見たベルが、下を向いて言った。





「…やっぱり、この仕事向いてないのかなぁ。」








その時の私は…と言うと、

全然違う事を考えていた。





何だろうか…。

なんか、すごく寒気がする…。




 風邪でもひいたかな…。








すると、スタッフの一人が走って来た。




「社長、今、事務所の中で、

代わりが出来る者が、見当たりません。」




社長は、それを聞いて、

また頭を掻きむしった。











ううっ。

鼻がムズムズしてきた。

…くしゃみが出そう…。




へ…へへっ!






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