Voice
その時、
予鈴のチャイムがなった。
その音を聞いて、
一人が言った。
「…今日は、
時間が無いみたいだから、
仕方ないけれど、
まだ話は、
終わってないから。
…覚悟してて。」
そう言い残すと
その人達は、
部屋を出て行ってしまった。
何も、
言えないまま、
私と優は、
急いで着替え、
教室へ向かった。
廊下を歩いてる時に、
優が、
「あまり気にしない方がいいよ。」
と、言ってくれたけど、
一日中、
私の心から、
そのことが
消えることは、無かった。