Voice


「お前なぁ。

…その拒否する態度、

いい加減やめろよな。



一応、ドラマの中では、

”恋人同士”だろ?


仲良くしようぜ。」







そう言って、

梓は、私の肩に

手を回そうとしたので、

思い切り払ってやった。




ふざけるなぁ!!

誰が、アンタなんかとぉ!!










その時だった。









「梓!」






明るい女の子の声がして、

前にいたその人を見た。






そこには、


凄く綺麗な女の子…いや、

女性と言わないと、

失礼かもしれない。






梓は、

その女性を見ると

明るい声で、返事をした。






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