Voice
やっぱり、
そうなんだ。
ベルの仕事があるから、
スケジュールが合わないんだ。
「そうなのか?俺はてっきり…。」
「あ、あぁ!
もうこんな時間!
きっと、
もう監督が
来るんじゃないかなぁー?
この話、もうやめない?
ね?」
私が、
思い切って、そう言うと、
梓と響子さん二人から、
ジッと、睨まれた。
あぁ、マズイ。
今の
墓穴掘った?
しかし、
いいタイミングで
部屋の扉が開いた。
その瞬間、
部屋に冷気が走ったように、
静まり返った。