Voice

11.ドキドキのスタジオ

☆11☆


スタジオに入ると、社長は大きな声で言った。






「代役を見つけた!!


今すぐ撮影を再開するぞ!」






すると、スタジオにいた全員が静まり返り、

視線が一気に私へ注がれた。






「…誰だよ?!あの人。」





「ベルと色違いの仮面なんか着けてるぞ。」





「なんか怪しいな…。本当に歌えるのか?」






”パンパン!!”←手を叩く音




社長は、手を叩いて言った。






「ほら、何をボサッとしてるんだ?!

撮影準備だ!

もう予定時間はとっくに過ぎてるんだ!


急げ!」






 すると、すぐに忙しそうに

準備が再開された。







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