Voice
…一声目から、

なんて気持ちの良いハーモニーだろう。




ベルとは、気が合うらしく、

来て欲しい時に来てくれる。




この気持ちを、どう表現したらよいだろう…。






 まるで、昔から一緒にいた双子のように合う。







 楽しい!

楽しすぎる!!





 低めの音程だから、キツイはずなのに。。。





…男役だから、合わないと思ってたのに。









 ”ベルとだから合う。私とだから合う。”













 …そんなのは、思い込みに違いない。





 きっと、ベルと歌ったら誰でも、

そう思うのだろう。






 けれど、もしかしたら…。









…なんて、有意義な時間だろ…。

終わりたくないなぁ…。







 このまま、ずーっと、一緒に歌えたら良いのに。





しかし、思い通りには行かず、

時間は、あっという間に過ぎてしまった。
< 42 / 369 >

この作品をシェア

pagetop