Voice
”ザワザワ…”








 な、なんだか、そこら辺にいる

ギャラリーの視線が、痛い…。









…そりゃそうか。




だって、この遠夜って人…

すっごく、綺麗でカッコいいもん。







おまけに、有名人と来たもんだ。










…後が、怖いかも。。。










その原因、遠夜は、なぜか、

私をじっと食い入るように見ていた。










「あの…何か用ですか?」








私が、恐る恐る聞くと、ハッと、我に返って、

私の片手を掴んだ。








「ごめん!!

ぼっとしてた。

実は、少し話があるんだ!


ここは、場所が悪いし…付いて来てくれる?」








私が、うんともすんとも、

言わない内に、ぐいぐいと腕を引っ張って、


屋上まで、連れて来た。







そして、屋上の扉を閉めると、

私をじっと見つめてきた。

















…もしや、このパターンは…

告白?!///







よく漫画とかで、

こんなシーンあるよね!









うわぁ///

恥ずかしいなぁ…


ど、どうしよう///








私が、ドギマギしていると、

遠夜は、私の両肩を掴んで言った。








き、来たぞっ!!

ゴクリと息をのみ、遠夜の第一声を待った。












しかし、帰ってきた一声は、



期待はずれだった。




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