Voice

3.家族への了解

♪3♪



「「うちの子が、芸能界に?!」」



叫んだのは、私の両親。



「はい!美紀ちゃんの才能は、

計り知れないものがあります。

このまま、普通の生活を送るなんて、

絶対に、勿体ない!

是非、うちの事務所『RAINPRODUCTION』で、



その才能を、発揮して頂きたいのです!!


…いかがでしょうか?」








社長は、真剣に言った。






歌手になる!!と、決めたのはいいが、

あまりの突然な話の為、

私の両親は、全く知らない。

(想像もしていないだろう…。)


 社長の

「出来るだけ、早く伝えて、了解を取ろう」

という提案で、


社長は、私の自宅で、両親を説得し始めた。







これには、ビックリしたらしく、

父は眉間にシワをよせ、母は黙ってしまった。





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